【VS.画家】3人もの女性に囲まれて暮らす、高名な画家マックス・バーシー二。前妻が別れを告げるといい家を出ていくという、それを必死に止めたいマックス。それは、妻がおぼろげながらも過去の秘密を握っていたからだったのです。
前妻が残した、悪夢の内容を吹き込んだテープ。海で溺死したように偽装された殺人事件。どうにも悪夢の内容が殺人に関わりがあるようで、2つの謎にコロンボ警部が挑みます。
データ
あらすじ
画家マックス・バーシー二は、3人の女性と共同生活していた。ある晩、前妻ルイーズが、かかりつけ医と結婚するため家を出ていくと話す。マックスはそれを許すことはできなかった。彼女がおぼろげながらも自身の過去の秘密を握っていたからだった。何かの拍子に思いだし、秘密を打ち明けてしまうかもしれない。そうなってしまう前に殺害を決意する。
マックスは、売れない貧乏画家時代にお世話になっていたバーで、お礼に店の風景画を描くという。そして描いている最中は、誰も2階にある部屋に入れないように促した。キャンパスを広げると、前もって描いた店の風景画がそこにはあった。
バーの2階から抜け出すと、ルイーズがいつも泳ぎにくる海辺に向かう。タオルに絵の具クリーナーを染み込ませると、それで彼女の口を押えつけ気絶させ海で溺死させた。再びバーに戻ると、犯行時刻は風景画を描いていたというアリバイを主張したのだった。
人物紹介(キャスト/吹き替え声優)
今回の犯人:マックス・バーシー二(パトリック・ボーショー)
吹き替え声優:森山周一郎(もりやま しゅういちろう)
職業:画家
殺害方法:溺死(絵の具クリーナーを染み込ませたタオルで顔を押させ気絶させ、海で溺死)
動機:口封じの為
今回の被害者:ルイーズ(フィオヌラ・フラナガン)
吹き替え声優:沢田敏子(さわだ としこ)
職業:前妻
まとめ
ある程度予測ができてしまうストーリー展開となっております。コロンボ警部の気づきの部分も、分かりやすくなっており、トリックを楽しむ過程よりもストーリーを楽しむエピソードです。マックスを取り巻く女性の心境の変化。インパクトのある悪夢など、犯人との対決よりはそちらに方がメインになっているように思えます。
以上、「殺意のキャンパス」でした。