倒叙形式

刑事コロンボ

刑事コロンボ 9話『パイルD-3の壁』監督はコロンボ。シーズン1最終作

【VS.建築家】コロンボ役のピーター・フォークさんが監督した作品になります。”死体なき殺人”が焦点となるシーズン1の最終作品であり、その魅力を監督として十分に引き出しました。 テレビ局側が「もう1本コロンボの作品を作ってくれたらフォークに監...
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刑事コロンボ 8話『死の方程式』犯人の特技をフル活用した爆破殺人

【VS.化学工場専務】倒叙形式の作品において重要なのは、”犯人の魅力”、”犯行計画”、そして”職業”だと感じます。今回の犯人は計画において自身の能力をフル活用しています。職業と特技の一体感こそが、倒叙形式のストーリーに結束が生まれます。 第...
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刑事コロンボ 7話『もう一つの鍵』犯人の成長と転落のエピソード

犯人である「べス・チャドウィック」は犯行を暴かれ、コロンボを殺害しようとした最初の犯人です。名家の令嬢である彼女は、自分を押さえつける兄を殺害し、自由と権力を手に入れます。そこからの彼女の豹変ぶりは見もので、後半の彼女の変わりようといったら...
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刑事コロンボ 6話『二枚のドガの絵』名画とは自分のためにあるべき。美術評論家の犯罪

コロンボの傑作エピソードとして度々あげられる作品で、開幕54秒で殺人が起きる。犯人が情状酌量(裁判などで憐れむところ)無しという非道な男であり、そんな犯人を「あっ」と言わせる、最後の追い込みと表情は見事です。 さらに犯人がぐうの音を出す前に...
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刑事コロンボ 5話『ホリスター将軍のコレクション』伝説の将軍

将軍様が若い女性を懐柔しようとするエピソードなんですね。中心となっている人物は目撃者のヘレンで、犯人はヘレンを懐柔していくのですが、コロンボも捜査のためにヘレンの証言を確かめていく。その一方でヘレンはホリスターに好意を抱いていく、三角関係の...
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刑事コロンボ 4話『指輪の爪あと』探偵社社長が引き起こした過失致死事件

過失致死として進む事件で、コロンボ警部は銃を持ち歩かないことが判明するエピソードです。刑事ドラマだと銃を持ち歩いているばかりに、犯人から盗られてアクションシーンが勃発したりすることもあるのですが、最初から銃を持っていないためそのようなシーン...
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刑事コロンボ 3話『構想の死角』完璧な殺人と最低な殺人

若き日のスティーヴン・スピルバーグが監督を務めています。作品全体を通してみると『暗い』印象があります。物語のストーリーがということではなく、陰影表現が濃く、この撮影技法こそがスピルバーグ節なのだと感じました。 そして、作中で2度殺人が発生す...
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刑事コロンボ 2話『死者の身代金』女流弁護士による誘拐偽装殺人

第1話「殺人処方箋」は舞台劇をテレビ用の脚本へと作り直したのに対し、「死者の身代金」は最初からテレビ用に脚本が練り上げられています。この結果、作品のスケールが大きいものとなり、テレビの映像をフルに活かした編集となりました。 1話のコロンボで...
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刑事コロンボ 1話『殺人処方箋』若き日のコロンボはちょっと怖い…

記念すべき第1作目にあたるエピソードです。犯人視点から始まる倒叙形式、コロンボ警部のキャラクターは、後の刑事ドラマに多くの影響を与えた色あせることのない作品になりました。そして公開から2018年をもって50周年を迎えております。 元々は19...
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