『グレートレース(The Great Race)』映画の感想とまとめ

スポンサーリンク

©1965 warner Bros.and Patricia-jalem-Reynard Company.Renewed「The Great Race』より引用

1908年実際に行われた「ニューヨーク」→「パリ」までの自動車レースを元にした作られた映画になっております。ドタバタコメディであり、古き良き作風とでもいうのでしょうか?ベタなギャグが豊富に詰め込まれています。1965年の映画で、こってこてのギャグが大好きになりました。

冒頭のオープニングや、映画の途中に間奏曲を挟む演出は目新しさがあり、BGMの素晴らしさが際立ちました。また、天丼(同じギャグにネタを被せる)など、「ドリフのコント」のような掛け合いを楽しめます。

この映画を見るきっかけになったのは「刑事コロンボ:二枚のドガの絵」です。刑事と犯人役で登場した、ピーター・フォークとロス・マーティンの共演作品が「グレートレース」だったりします。映画内には2人のやり取りはありませんでしたが、それ以上にこんな面白いコメディ映画があったのかと、良い収穫になりました。

スポンサーリンク

ココが見どころ‼

〇アニメ「チキチキマシン猛レース」の元ネタとされる作品。

〇映画史上最大のパイ投げ合戦や、サイレントコメディ風の演出。

〇ヘンリー・マンシーニの音楽の心地よさ。楽しげながらもどこか儚い。

データ

データを表示する
監督:ブレイク・エドワーズ

脚本:アーサー・A・ロス

原案:ブレイク・エドワーズ/アーサー・A・ロス

制作:マーティン・ジュロー

制作総指揮:マーティン・ジュロー

音楽:ヘンリー・マンシーニ

本編時間:160分

公開日:アメリカ/1965年7月1日 日本/1965年12月25日

あらすじ

冒険家グレート・レスリーは、曲芸や様々なスピード記録更新を行う興行の成功により、富と名声を得ていた。それに不満があり、目の敵にしているのはフェイト教授だ。彼に対抗して自らも興行を行うのだが、いつも失敗続きだった。

ある日レスリーは、アメリカ車の宣伝として「グレートレース」を提案する。それは、ニューヨークからパリまでのおよそ22.000マイル(約35.000㎞)を、車で横断して競い合うというものだった。この会議に変装して乗り込んでいたフェイト教授は、すぐにレースに参加する車の開発に着手する。

一方、このレースを取材する大手新聞社センチネル社では、マギー・デュボアという女性が、自分を採用するようにと半ば強引に契約にこぎつけたのだった。そして、自らも取材するために「グレーとレース」への参加をしたのだった。

待ちに待ったレース当日。計7台の車が参加したのだが、早々にフェイト教授の助手マックスが仕掛けた細工により脱落していった4台の車たち。残ったのは、レスリー、マギー、そしてフェイト教授。はたして、誰が1番最初にパリに到着するのだろうか?ドタバタコメディーの開幕である。

主人公チーム

©1965 warner Bros.and Patricia-jalem-Reynard Company.Renewed「The Great Race』より引用

今回の主役:グレート・レスリー・ギャラント3世トニー・カーチス

職業:冒険家

概要:詳しく見る
概要:へゼカイアと共に世界を股にかける冒険家の男性。旅をするというよりも、世界記録更新を主に行っている様子。今映画内では、拘束具を付けた状態で気球に逆さまに吊り下がり上空2000mまで上昇する。水上ボートでスピード更新を狙うなどをしていた。これらの興業により、メディアの注目を浴び富と名声を得ている。

アメリカ車の大手メーカー「ウェバー社」の依頼を受けて車の宣伝方法を検討する。ニューヨーク→パリの22.000マイル(約35.000㎞)を車で横断するという「グレートレース」は、彼のアイディアによるものである。

レースに参加した際に使用した車は、ウェバー社が手掛けた「レスリー・スペシャル」という名前で1号車として参加した。全体に白の塗装を施し、6気筒で特殊なカム軸によりレース専用に作られた特別仕様である。試走及び練習は浜辺で行い、近くに大きなテントを建てて行っていた。

自身を紳士と称しており、キメ顔をする際は、目や歯がきらりと光る。非常に女性にモテ、劇中では会う女性女性にキスをされている。言語はロシア/フランス/アラビア/その他に5ヶ国語を取得しているスーパーバイリンガルである。フェンシングは男性部門で優勝しており、またポッツドルフ編においては、王国最強の剣士「ロルフ・フォン・ステュッペ男爵」に、フレール/サーベルの2回に渡り決闘して見事勝利を収めるなど文武両道といえる。

また計算も得意なようで、アラスカ編ではロープを使用した寸法の測定。氷塊が解け足が濡れる前には陸地に到着することを計算して見せた。しかし、航海日誌を防水性の容器に入れて流し「後世に貴重な情報を残す」と語っていたり、実際に陸地に到着したものの、両足は濡れる高さにまで水は達していた。このことから、マギー・デュボアを安心させるためについた嘘だったのではないだろうか?

私生活では、「白色」をイメージカラーとしている。着ている服だけではなく、毛布、パイプに至るまで白色であった。シャンパンが好きなのか?浜辺のテントや車内にもシャンパンを常備していた。「楽に勝っても面白くない」を信条としており、多少の困難には自ら首を突っ込む傾向にある。

「グレート」の名前の由来は、偉大な……。という意味もあるが、本人によると「面白半分に付けるニックネームか、とっくに亡くなった人に与えられる称号」とだけに留めている。


©1965 warner Bros.and Patricia-jalem-Reynard Company.Renewed「The Great Race』より引用

今回のヒロイン:マギー・デュボアナタリー・ウッド

職業:新聞記者

概要:詳しく見る
概要:大学新聞初の女性編集長だった成人女性。センチネル新聞社に入社するべく、男性トイレの扉のドアノブと自らの手首を手錠で繋いでトイレを封鎖。騒ぎに気付いた編集長が出動し話す機会を作った。この時代は、女性人権運動が活発であり、決められた仕事以外は職業に就くことは難しいとされていた時代だった。

センチネル新聞社初の女編集長になることで、単調な仕事から女性を解放したいという目的があった。最終的にはストッキングを履いた美脚を利用して就職に成功した。なお、写真代100ドル/スクープ代50ドルの契約金である。

「グレートレース」には取材を目的にカメラ、伝書鳩が入った鳥かごを詰め込んだ通常のキャンピングカーで参加。7号車として参加し、車は編集長が選んだ様子。しかし、アメリカ西部の町ボラーチョに到着する前に車は故障。カメラもボラーチョの町の乱闘騒ぎで大破してしまった。以後、グレート・レスリーorフェイト教授の車に乗り取材をすることになる。

なお、キャンピングカーはレース途中で故障してしまうことは分かっていた。それでも参加したのは、一時の感情に任せてしまったからのようだ。ポッツドルフ編でも、湖で水浴びをしてネグリジェ姿であったことを恥ずかしがっていたのだが、その後のパイ投げ合戦では、顔面にパイをぶつけられると頭に来たのか、羽織を脱ぎ捨てて、恥ずかしがっていたネグリジェ姿でパイ投げに参加した。芯の強い女性であるが、頭に血が上がりやすい性格でもある。

一方でアラスカ編においては、敵対同士であり散々妨害をされてきた、フェイト教授チームと吹雪の中で会う。教授チームは毛布を持ってきておらず、吹雪の中は困難という状況においてもグレート・レスリーは車から出ていくように口論となる。しかし彼女は、個人的な感情を忘れ協力するように促すなど女性としての優しさも見られる。もっとも、2人で毛布に包まるよりも4人の方が暖かくなるという計算もあったようだ。

フェンシングは女性の部で優勝。言語はロシア/フランス/アラビア語が話せるようであり、ロシアのトボルスクにおいては、得意なロシア語を披露して歓迎を受けた。また、ギターも演奏できるようで、へゼカイアが弾こうとしていた曲の進行はEコードだと教える。その後、映画の主題歌である「The Sweetheart Tree」をギターを使用し歌った。この主題歌が流れる場面はカラオケのように歌う箇所が指示されるという面白い演出がある。


©1965 warner Bros.and Patricia-jalem-Reynard Company.Renewed「The Great Race』より引用

名前:ヘゼカイア・スターディキーナン・ウィン

職業:整備士

概要:詳しく見る
概要:グレート・レスリーに仕える忠実な男。「グレートレース」には、レスリーの自動車整備士として参加し、へゼカイアがいないとレースは乗り切れないとまで言われるほど信頼されている。マギーがレース参加を続けるといった際には、声を荒げて反対をした。女性にこのレースは酷だという彼なりの優しさがあったのだ。

マギーに騙されて、列車の座席に手錠で繋がれてしまう。グレートレースから退場かと思われたが、ロシアの町で再開を果たしている。禿げ頭がトレードマークなようで、町で発見された際には、何度も頭を叩いて自分をアピールしていた。

奥手なようで、ポッツドルフ編においては男女でワルツを踊る場面がある。早々にペアを見つけていくなかで、最後の最後までどうしようかと手をこまねく姿が見られる。また、ゴール間近になり、レスリーとマギーが口論をしている際には、一言も喋らず2人のやりとりを見ているだけであった。

一方で、ロルフ・フォン・ステュッペ男爵の策略でハプニック殿下が連れ去らわれた際には、異変にいち早く気が付き、単身で男爵の城に乗り込む男気溢れる場面も見られた。拷問を受けそうになった際には「ヒゲはよせ」と、話す場面があり、ヒゲと禿げ頭がトレードマークとしているようだ。

ギターを持ってきていたようだが弾けない様子。マギーかたコードの間違いを指摘された際には、しょぼくれたのか、彼女にギターを渡して車の整備に戻った。「優秀な整備士は常にチェックする」とのこと。

悪役チーム(第2の主役)

©1965 warner Bros.and Patricia-jalem-Reynard Company.Renewed「The Great Race』より引用

今回の主役:フェイト教授ジャック・レモン

職業:教授

概要:詳しく見る
概要:自らを教授と呼び、全身黒づくめの衣裳を着ている男性。グレート・レスリーの活躍を目の敵にして、彼を超えようと様々な邪魔をしたり興業に乗り出しているが、ことごとく失敗をしている。ギャグ漫画補正があり、吹っ飛んだらあの世生きの爆弾を直撃したり、数十メートルの高さからマンホールの中に落下しても、次の場面では何事もなかったかのようにしている。

地上最速を目指し、1.6㎞を12秒で走る高速ロケットでは、時速480㎞を超え空を飛ぶなど、レスリーよりも逆に凄いような気がしないでもない。※新幹線:時速300㎞

城のような自宅に住んでおり、辺境の地のように思える。しかし、子供たちが落書きにくるなど町から近い場所にある様子。読み込み式の自動演奏パイプオルガンや、番犬としてドーベルマンを3匹飼っているが、懐いてはいない様子。

「グレートレース」には、世界の名車の長所ばかりを集め自ら制作をした自動車「ハンニバル8」に乗り込み5号車として参加する。
①吹雪の中でも走れるように、車の先端に発熱機。
②車体が上がり、自然の驚異を寄せ付けない。
③先端に仕掛けられた格納式の大砲。
④後方から噴出される煙幕。
⑤ライトは3つ。
⑥タイヤは計6本。
⑦温度計。あと、1つ機能があるような気がしないでもないが、探すことができない。なお、ほとんどの機能は妨害しようとして自らが自滅するハメになってしまっている。

ポッツドルフ編では、ハプニック殿下と双子のように似た顔をしていることから、ロルフ・フォン・ステュッペ男爵の策略に利用される。自分を500ドルで解放する代わりに、他の者は好きにしていい
と兵士を買収しようとするが失敗。ロルフの策略に協力する代わりに、レスリーにスパイ容疑を掛けて自分がゴールに到着するまで幽閉しておくようにするなど、ちゃっかりしている。

マックスによると、年中のように朝起きると大声で騒ぐらしい。また、ことあるごとに「マー―ックス」と助手を怒鳴りつけている。卑怯な手段をとることも多いが、非常にプライド高い人物でもある。


©1965 warner Bros.and Patricia-jalem-Reynard Company.Renewed「The Great Race』より引用

名前:マクシミリアンピーター・フォーク

職業:助手

概要:詳しく見る
概要:マクシミリアンという名前だが「マックス」と呼ばれ、フェイト教授に忠実に仕える助手の男性。どこか間抜けな助手であり、教授の失敗はだいたい彼のせいによるものである。料理、教授の世話全般、発明品も少しやっている様子。

発明品としては、①エンジン音に反応して追跡する魚雷②レスリー・スペシャルを破壊するために作制作した手製爆弾など、主に爆弾関係を得意としている様子。また、「グレートレース」の開幕前には、計5台の車に細工をして即刻退場させた。

2号車:ハンドルが外れるように細工
3号車:80㎞地点でギアが壊れる
4号車:5秒後に故障
5号車:エンジン落下(教授たちの車で自滅)
6号車:タイヤが外れる

など、正確に時間や地点を決めて部位を破壊させるなど驚異的なメカニック技術をもっている。また、アラスカ編では、氷塊に乗り漂流することになり錯乱したのか、良いアイディアとして防水性の容器に自分たちが入るというボケをかます。また、「空が赤いと嵐が来る」という船乗り知識も披露した。教授によると、この時期の嵐の確立は1/100の確立であったが、見事にフラグを回収して荒しに見舞われた。

ポッツドルフ編においては、ロルフ・フォン・ステュッペ男爵の城にある牢屋に入れられてしまう。鉄格子の1本をナイフで削り取ることに成功すると、その鉄棒が彼の「最強武器」と化した。へゼカイアをはじめ、見張りの兵士3人を一撃で気絶させている。

へゼカイアが牢屋を開けると気絶させてしまい、1人マギーとへゼカイアを置いて牢屋から脱出。修道士に変装してレスリーに助けを求めた。あえて、2人を牢屋に残しておくことで、レスリーが2人の救出と教授救出を頼みやすくすることができると、とっさの判断でそうしたのだろう。

教授といる際はいつもミスばかりしているが、レスリーといる際は有能さが目立つ。レスリーが車を見張る兵士を相手している時、所見でレスリー・スペシャルのエンジンをかけ、息の合ったコンビネーションを見せる。また、「ハンニバル8」の機能を最大限に活用し、ロルフの城の兵士をかく乱した。教授救出後は、レスリーの車を大砲で攻撃。教授をレースに勝たせるべく奔走した。

ボラーチョ編の登場人物

©1965 warner Bros.and Patricia-jalem-Reynard Company.Renewed「The Great Race』より引用

名前:リリー・オーレイドロシー・プロヴァイン

職業:歌手

概要:詳しく見る
概要:アメリカ西部にあるボラーチョの町の住人で、酒場の歌手をしている女性。市長からはボラーチョの花と称されている。グレート・レスリーの車に同乗していたマギー・デュボアも、迎賓としてパーティーに参加する。

その際、マギーも歌を楽しんでいたようであったが、リリーがレスリーに絡み始めるとマギーは途端に不機嫌になる姿が見られた。また、彼女自身もマギーのことは眼中にないかのごとく関わらなかった。仕返してしてか、マギーは乱闘騒ぎに乗じて彼女のふくらはぎを蹴り飛ばした。

©1965 warner Bros.and Patricia-jalem-Reynard Company.Renewed「The Great Race』より引用

恋人として、早撃ちの荒くれ者テキサス・ジャックという男性がいる。彼は、町から13㎞南の牧場で仕事をしているようだ。フェイト教授の仕向けで、レスリーがリリーに手を出しているとでも言ったのだろうか?その後、ジャックから始まった殴り合いにより乱闘騒ぎと化す。

血の気が多く、リリーを突き飛ばすなどもした。後にリリーから殴り返されている。乱闘が始まると「喧嘩の場所を空けろ」のセリフしか言わなくなる。結果として、酒場は崩壊したため、喧嘩の場所は開けたといえよう。対戦相手のレスリーは出発してしまったが……。

ポッツドルフ編の登場人物

©1965 warner Bros.and Patricia-jalem-Reynard Company.Renewed「The Great Race』より引用

名前:フレデリック・ハプニックジャック・レモン

職業:皇太子

概要:詳しく見る
概要:中欧にあるカルパニア王国の首都ポッツドルフの皇太子の男性。フェイト教授と双子のようにそっくりであるが、もちろん別人である。翌日が王位継承の日であり、即位した際には、インドへ行く予定を立てていた。

ひどく無能風な言動をしており、飲んだくれている。ロルフ・フォン・ステュッペ男爵の策略で牢屋に入れられていた際にも、まだ酔っぱらっているのか?笑いと笑顔を絶やすことはなかった。笑い方は特徴的であり「ハハハ―↑ハハー→」と、ソプラノの高い声で笑う。

王国ではワルツを踊れない者はいないようだが、本人はワルツは嫌いとのこと。また、近くの森には、「ジプシー」がおり、剣を飲んだり、火を食べたり、ガラスを噛むんだりできる様子。酒はブランデーを好んでいる。ジプシー…ヨーロッパで生活する移動民族。

宮殿に住む不満点として、廊下が長いことを上げた。おかげでいつも歩くたびに疲れるそうである。若い頃は長い廊下をよく、仔馬で走り回ったようだ。寝室には母親の絵画が飾られており「ママ」と呼んでおり、すでに死去されている様子。また、4匹のパグを飼っている。

©1965 warner Bros.and Patricia-jalem-Reynard Company.Renewed「The Great Race』より引用

部下としては、キュスター将軍がいる。ハプニック殿下によると、国で一番寝かせ役が下手くそのようだ。また、部屋は壁じゅうに標語が掲げられており、「よい兵士は死んでも靴がピカピカ」など。レスリーの「楽に勝っちゃ面白くない」との考え方に対し、「軍人の考え方は違う。戦いに勝って当たり前。楽勝なら幸運です」と語っている。

非常に厳格な軍人のようだが、ロルフ・フォン・ステュッペ男爵の策略に加担してしまう。その後、パイ投げ合戦の時に、殿下と遭遇。策略に加担したことを咎められると、敬礼をしながら殿下のパイを顔面にちまちまぶつけられて反省をしている様子であった。

©1965 warner Bros.and Patricia-jalem-Reynard Company.Renewed「The Great Race』より引用

名前:ロルフ・フォン・ステュッペロス・マーティン

職業:男爵

概要:詳しく見る
概要:カルパニア王国で最強の剣士と称される男性。剣の腕前も凄いが、女性との噂も絶えないようだ。見回りをしていたのか、王国近くの湖でフェイト教授たちを発見。教授の顔が殿下にそっくりなことに気が付くと、逮捕と称して、湖の中にある自分の城の牢屋に閉じ込めた。この時から、策略を張り巡らせていた様子。

策略とは、翌日の王位継承の義において、ハプニック殿下の代わりにフェイト教授を替え玉にする。そして殿下は退位するようにして、キュースター将軍を任命するようにすることであった。キュースター将軍を裏から操ることで、国の実権を握ろうとしたのだろうか?

しかし、計画の最中にへゼカイアが牢屋の鍵を開ける。マックスが抜け出し、レスリーに協力を依頼することで、計画は破綻してしまう。レスリーとの剣を用いての勝負は、最初はフレールを用いた。後半はサーベルを進めるなど、こちらの方が得意だったのだろうか。しかし、サーベルでの勝負もジ徐々に押され始めると、すぐに逃走する。

「ある英国紳士が言った。”逃げる者は、またいつか戦える”」との格言を残し、前もって城の下にある湖に待たせておいた船に、ビル3Fはあろうかという高さからダイブして逃走。しかし、着地を誤り頭から落下。結果船はバラバラになり兵士と共に湖に沈んだ。その後の生存は不明である。

合間の主役

©1965 warner Bros.and Patricia-jalem-Reynard Company.Renewed「The Great Race』より引用

名前:ヘンリー・グッドボディアーサー・オコンネル

職業:新聞社社長

概要:詳しく見る
概要:アメリカの大手新聞社の1つ「センチネル新聞」を経営する男性。社長もしているが、編集長としての仕事も行っている。婦人参政権に反対の立場をとっているのだが、女性であるマギー・デュポンによって半ば強引に入社を許可してしまう。

マギー曰く「気が小さいけど良い人」との評価をされる。マギーは初対面であったが、人を見る目がある。実際、妻の方が力関係は上だったのだから。その後、マギーの行動に感化されてしまったのか?彼の妻は、女性に平等の権利を求める抗議デモのリーダーとして、センチネル新聞社前で抗議を行うようになってしまう。

エピソードが進むにつれて講義デモは加速し、最終的には妻が編集長の座位に座り、まずはウェバー社の差別撤廃に乗り出した。ウェバー社は「レスリー・スペシャル」を制作した自動車会社であり、差別撤廃に着手しなければ、新聞で「グレートレース」での活躍を取り上げないようにした。

ヘンリーの部下として、日除け帽子を被った「フリスビー」という男性がいる。編集長に忠実に仕え、伝書鳩を捕獲するために、ビルの最上階から身を乗り出して落下したり、ヘンリーの妻が編集長の座に就いた際には、彼女を「ボス」と呼び、右腕のように働いていた。

大雑把な移動コースについての考察(グーグルアースより)

ニューヨーク~アメリカ西部(ボラーチョの町)

アメリカ西部~アラスカ

アラスカ(氷塊)~ロシア(ボルスク)※画像赤印を漂いながら移動

ロシア(ボルスク)~中欧(ポッツドルフ)

中欧(ポッツドルフ)~パリ

3幕構成

まとめ

テレビ放映時は日本語吹き替え版で流れたようですが、DVD/ブルーレイにも日本語吹き替え版は収録されていません。ただ、本編にはそれほど台詞という長いものはありません。難しい表現などもなく、ほぼ叫び声だったり、罵倒だったり、掛け合いだったりするので日本語字幕の方が良いのかもしれません。ジャック・レモン演じるフェイト教授は、喉が潰れるんじゃないかというぐらい叫んでます(笑)

サントラも発売されたようですが、限定2500セットだけであり、現在はオークションサイトなどで落札するしかないようです。本当に素晴らしいBGMです。主題歌「The Sweetheart Tree」が、劇中でも歌われるのですが、その時画面に字幕が流れ、カラオケのようにボールが跳ね歌う箇所を指示してくれる演出は斬新でした。

以上「グレートレース(The Great Race)」でした。