イップス(ドラマ)6話『フェアな逆恨み』ネタバレあり感想|評価:嫌い

小説家・黒羽ミコ(篠原涼子)は、森野徹(バカリズム)に前回の事件で卑怯者呼ばわりしたことを謝るため連絡を取るのだが音沙汰がなかった。すると弟の慧(染谷将太)から、森野が8年前に担当した殺人事件は免罪だったと訴える動画がネット上で拡散されていると連絡が入った。

その事件は、黒羽ミコの小説『歪な十字架』を模倣した内容で世間を騒がせており、森野は逮捕されたタクシー運転手・異口治(モロ師岡)の釈放を求めていた。黒羽は、動画内の様子から森野が誘拐されたのではないかと疑い、彼を探し始めるのだった。

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データ・スタッフ

脚本:オークラ
音楽:野崎美波
演出:相沢秀幸
プロデュース:宮崎暖
制作プロデューサー:熊谷理恵
製作:フジテレビ

放送日:2024年5月16日
放送時間:46分

『歪な十字架模倣事件』の関係者(キャスト)

犯人:異口治(いぐち・おさむ)
役者:モロ師岡

概要:タクシー運転手の男性。8年前に行きつけのスナック『カキモリ』から帰宅する途中に飲酒運転の検問で引っかかると、車内にスナック店主・湯上幸の血痕が見つかったことから、殺人事件の容疑者として逮捕される。事件には関与していないと事実誤認の免罪を訴えていたが、一転して罪を認めたことにより殺人罪で現在も服役している。


被害者:湯上幸(ゆがみ・さち)
役者:華耀きらり(かよう・きらり)

概要:スナック『カキモリ』店主の女性。8年前タクシー運転手・異口治から殺害されたとされている。黒羽ミコの推理小説『歪な十字架』の被害者と同一の名前であり、小説と同じように胸を十字架で突き刺され殺されたことから、この事件は『歪な十字架模倣事件』として世間を騒がせていた。

その他キャスト

役 者 概 要
矢本悠馬(やもと・ゆうま) 刑事・樋口一之(ひぐち・かずゆき)
渡辺大地(わたなべ・だいち) 黒羽ミコの運転手・坂浦猛(さかうら・たける)
鈴木亜美(すずき・あみ) 本人役
伊藤裕一(いとう・ゆういち) カーディガンを肩に掛けたTVプロデューサー(鈴木亜美と握手した人)
鎌田将司(かまた・しょうじ) 逮捕状を持ってきた刑事
ふせえり 焼きそば屋「しぐれ」店主
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まとめ(評価:嫌い)

これまで小出しに出てきた、黒羽ミコ(篠原涼子)&森野徹(バカリズム)が、『イップス』(得意なことができなくなる心理状態)に陥った原因とされる、「歪な十字架模倣事件」の全容が明らかになるエピソードです。

1話から5話まで犯人が分かった状態で進む倒叙形式を採用していましたが、今作品は犯人が伏せられた状態で進むミステリ形式になっております。これにより、これまでの流れとのギャップの違いを魅せることで特別感を演出しています。

しかし、演出が作品とマッチしていたかと考えると、作品の魅力が薄れたと思いました。ストーリーとしては、前回のエピソードからの引き続きで森野が誘拐されていたことが明らかになり、森野を探し出す捜索パートと、誰が誘拐犯なのかを探る推理パートで構成されています。

黒羽ミコだけではなく、刑事「樋口一之」やミコの運転手「坂浦猛」による複合チームで捜査する点、ネット配信された森野の告白動画内の疑問点から場所が判明していく流れは、よくある普通の刑事ドラマのようです。

さらに、ミステリ部分に面白さがあったのかと言われると、面白くなかったです。ミスリードを誘う演出はなく、ただ平坦な道を進むばかり。無理に犯人を動かすことで強引に推理の取っ掛かりを作っており、演出が丁寧を越えて逆に不自然だと感じました。

流れからも犯人の予想が分かり易く設定されており、今回の裏テーマとしては、『タイトル名にちなんだ人物が怪しい』というダジャレに気がついて欲しかったのでしょう。そういった点で非常にフェアな事件であり、今エピソードの狙いは成功していると言えます。

なのですが、同時に過剰とも言える演出は『フェアだったでしょ?』と製作陣が言い逃れることもできる憎いタイトルでもあります。

さて最も苦手な演出が、ラストで黒羽ミコが森野徹に握手を求めようとして、森野が握手を断る場面です。唐突に話の流れから、篠原涼子さん&バカリズムさんがアドリブに見せるアドリブ口調になるメタ演出で、作中のキャラが崩壊するので辞めてくれー。

以上、【イップス(ドラマ)|6話『フェアな逆恨み』ネタバレあり感想(評価:嫌い)】でした。

参考サイト

・フジテレビ『イップス ストーリー6』(https://www.fujitv.co.jp/yips/story/index06.html)、2024年5月18日閲覧

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