古畑任三郎

古畑任三郎

古畑任三郎 43話『中学生古畑』子供時代の番外編

若き日の古畑任三郎を『山田涼介』氏が演じる番外編的なエピソードである。田村正和氏が演じる古畑任三郎は冒頭のタイトルでのみ登場しており、これが最後の古畑役となった。田舎の村を舞台に巻き起こる小さな事件が、やがて大きな事件へと変貌を遂げるのは面...
古畑任三郎

古畑任三郎 42話『ラスト・ダンス』シリーズ最終回

古畑任三郎ファイナルシーズンのトリを飾るのは『松嶋菜々子』氏である。双子の脚本家として一人二役を演じきっているのだ。 演出を担当した河野圭太さんのインタビューによると、定点観測カメラを用いて重ね撮りをしたそうで、撮影に大変苦労したとのこと。...
古畑任三郎

古畑任三郎 41話『フェアな殺人者』イチローが犯人回

当時現役野球選手のイチロー氏が犯人役で登場するエピソードである。脚本・三谷幸喜氏と、演出・河野圭太氏へのインタビューによると、犯人にするにあたり配慮をしたそうで、アメリカで成功した寿司職人にしようかとも考えてようである。 最終的には、向島巡...
古畑任三郎

古畑任三郎 40話『今、甦る死』シリーズ屈指の知能犯

横溝正史作品で『金田一耕助』を演じていた石坂浩二氏をゲストに迎えている。村に伝わる唄になぞらえて名家が不審な死を遂げる。推理小説のようなトリックなど、金田一耕助を意識した設定は物語の期待感が高まる始まり方であった。 finalシーズン第1弾...
古畑任三郎

古畑任三郎 39話『すべて閣下の仕業』あらすじと感想

前作からおおよそ5年ぶりとなった本作品は、2時間枠のスペシャル回に相応しいストーリーである。犯人の職業も『日本特命全権大使』と、シリーズ中で最も地位のある役職であり、海外を舞台とした日本大使館で起こる殺人事件に繋げることができた。 データ ...
古畑任三郎

古畑任三郎 37&38話『最後の事件・前編/後編』最も危険なゲーム

45分枠での古畑任三郎の最終回になる。1つの事件を2週に分けて放送しており、実質的には90分のスペシャルと考えても良いのではないだろうか。1話完結型で展開してきた型を破り、そのうえで殺人犯ではなく犯罪組織と対決をする異例なシチュエーションで...
古畑任三郎

古畑任三郎 36話『雲の中の死』追いつめられて

飛行機内という限定された舞台の事件である。この作品のもう一つの大きな特徴は、古畑任三郎がほぼ捜査に携わっていないことだ。西園寺くんが主体となって犯人を追い詰めていくことになる。また、異色なシーンと言えば、被害者の大胆なキスシーンであった。そ...
古畑任三郎

古畑任三郎 35話『完全すぎた殺人』頭でっかちの殺人

ゲストに「福山雅治」氏を迎え科学者の犯人を演じている。(41分25秒)古畑任三郎「実に面白いことが起きるんです」とのセリフがある。事実上の「ガリレオVS古畑任三郎」である。 「ガリレオ」は、福山雅治氏が演じる物理学准教授・湯川学がトリックを...
古畑任三郎

古畑任三郎 34話『哀しき完全犯罪』ラストで一転する哀しさ

人間ドラマに重心があるエピソードである。古畑任三郎の中でも非常に哀しい話で、見終わった後に胸が痛くなる。最初は束縛される妻が冷血な夫に対しての犯行という目線で進んでいくのだが、ラストでこの価値観が一転する。 データ あらすじ+人物相関図 女...
古畑任三郎

古畑任三郎 33話『絶対音感殺人事件』あらすじと解説

『絶対音感殺人事件』なんて1度聞いたら忘れられない、声に出して読みたい、非常にキャッチーなタイトルである。「絶対音感を持つ指揮者が殺人を起こす」というプロットのアイディアは前々からあったようで、24話『しばしの別れ』29話『忙しすぎる殺人者...