実験刑事トトリ

実験刑事トトリ 第1話『完全犯罪のレシピ』あらすじと感想

NHKで2012年11月3日〜12月1日に全5回放送された、実験刑事トトリの記念すべき1回目にあたる作品です。「古畑任三郎」や「刑事コロンボ」のように犯人と犯行が分かった状態で進む倒叙形式になります。 主人公は、動物生態学の学者だった経歴が...
刑事コロンボ

【古畑任三郎】刑事コロンボからのオマージュを比較

フジテレビで1994年から2006年まで続いた刑事ドラマ『古畑任三郎』は、犯人視点から事件が進む倒叙形式や、刑事役「田村正和」氏の好演もあり大ヒットをしました。『最初から犯人が分かった状態で進む』ことができるため、豪華なゲストを登場させるこ...
刑事コロンボ

刑事コロンボ「仮面の男」オチの意味を解決しよう

刑事コロンボ『仮面の男』は、表の顔は経営コンサルタント、裏の顔はCIA諜報部員という二面性のある犯人を演じたパトリック・マクグーハンの名演光るエピソードであります。ただ、ラストで言うオチがさっぱり分からずに唖然としたまま観終えた視聴者が多い...
古畑任三郎

古畑任三郎 44話『一瞬の過ち』あの刑事が文章で復活

フジテレビで1994年~2006年まで続いた刑事ドラマ『古畑任三郎』が、朝日新聞のコラム『三谷幸喜のありふれた生活』で短編小説として特別に復活をした。 タイトルは「一瞬の過ち」。全4回にわたり連載され、「事件編」、「対決編」が2回、「解決編...
古畑任三郎

古畑任三郎 43話『中学生古畑』子供時代の番外編

若き日の古畑任三郎を『山田涼介』氏が演じる番外編的なエピソードである。田村正和氏が演じる古畑任三郎は冒頭のタイトルでのみ登場しており、これが最後の古畑役となった。田舎の村を舞台に巻き起こる小さな事件が、やがて大きな事件へと変貌を遂げるのは面...
古畑任三郎

古畑任三郎 42話『ラスト・ダンス』シリーズ最終回

古畑任三郎ファイナルシーズンのトリを飾るのは『松嶋菜々子』氏である。双子の脚本家として一人二役を演じきっているのだ。 演出を担当した河野圭太さんのインタビューによると、定点観測カメラを用いて重ね撮りをしたそうで、撮影に大変苦労したとのこと。...
古畑任三郎

古畑任三郎 41話『フェアな殺人者』イチローが犯人回

当時現役野球選手のイチロー氏が犯人役で登場するエピソードである。脚本・三谷幸喜氏と、演出・河野圭太氏へのインタビューによると、犯人にするにあたり配慮をしたそうで、アメリカで成功した寿司職人にしようかとも考えてようである。 最終的には、向島巡...
古畑任三郎

古畑任三郎 40話『今、甦る死』シリーズ屈指の知能犯

横溝正史作品で『金田一耕助』を演じていた石坂浩二氏をゲストに迎えている。村に伝わる唄になぞらえて名家が不審な死を遂げる。推理小説のようなトリックなど、金田一耕助を意識した設定は物語の期待感が高まる始まり方であった。 finalシーズン第1弾...
古畑任三郎

古畑任三郎 39話『すべて閣下の仕業』あらすじと感想

前作からおおよそ5年ぶりとなった本作品は、2時間枠のスペシャル回に相応しいストーリーである。犯人の職業も『日本特命全権大使』と、シリーズ中で最も地位のある役職であり、海外を舞台とした日本大使館で起こる殺人事件に繋げることができた。 データ ...
古畑任三郎

古畑任三郎 37&38話『最後の事件・前編/後編』最も危険なゲーム

45分枠での古畑任三郎の最終回になる。1つの事件を2週に分けて放送しており、実質的には90分のスペシャルと考えても良いのではないだろうか。1話完結型で展開してきた型を破り、そのうえで殺人犯ではなく犯罪組織と対決をする異例なシチュエーションで...