場当たり的犯行

古畑任三郎

古畑任三郎 第3シーズン9話(#36)『雲の中の死(追いつめられて)』あらすじと感想

第36回|あらすじ:西洋美術研究家・臺修三(玉置浩二)は、不倫相手の女性・市川由美子(川合千春)と飛行機内のトイレで密会中、乱気流で機体が揺れたことで彼女は壁に頭を打ちつけ死んでしまう。誰かに話せば、妻に不倫していたことがバレてしまうため、その場を立ち去ろうとするが少年に目撃されてしまう。
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古畑任三郎 第3シリーズ7話(#34)『哀しき完全犯罪』ラストで一転する哀しさ

人間ドラマに重心があるエピソードです。古畑任三郎の中でも非常に哀しい話で、見終わった後に胸が痛くなります。最初は束縛される妻が冷血な夫に対しての犯行という目線で進んでいくのですが、ラストでこの価値観が一転します。 データ 脚本:三谷幸喜監督...
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古畑任三郎 第3シリーズ6話(#33)『絶対音感殺人事件』あらすじと解説

『絶対音感殺人事件』なんて1度聞いたら忘れられない、声に出して読みたい、非常にキャッチーなタイトルです。「絶対音感を持つ指揮者が殺人を起こす」というプロットのアイディアは前々からあったようで、#24『しばしの別れ』や#29『忙しすぎる殺人者...
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古畑任三郎 第3シリーズ3話(#30)『古畑、風邪をひく(灰色の村)』感想とあらすじ

村ぐるみでの事件の隠蔽です。ただ1人の被害者と接触した『今泉慎太郎』ですが、村人全員がそんな人物(被害者)は知らないと口を揃えて証言します。 果たして被害者である女性は存在したのか。もしかしたら存在しなかったのでは……。それでは自分が会った...
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古畑任三郎 第4回スペシャル(#27)『黒岩博士の恐怖』腹黒い白衣

遺体の肛門におみくじが入っているという猟奇的な事件が発生します。一体何の目的としてそのようなことをしたのか、動機が一部伏せられた状態で進んでいくのです。 当初は「志村けん」氏を犯人役として想定していたようですが、志村さんが演じる黒岩博士も見...
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古畑任三郎 第2シリーズ9話(#22)『間違えられた男』あらすじと感想

落差が見事なエピソードだ。「雪山の山荘」+「糸による密室」と、本格ミステリーを思わせる舞台設定で第1の殺人を完了する。一体どうやって密室トリックに古畑任三郎は挑むのかと思いきや、犯人が帰宅する途中で、車がパンクしてからは急転直下でギャグパー...
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古畑任三郎 第2シリーズ6話(#19)『VSクイズ王』密室トリック

テレビ局内で起きる密室殺人事件である。狙って密室になったわけではなく、結果として密室になったのが面白い。映像描写によるドラマならではのトリックかつ決め手でありそのポテンシャルを見事に発揮している。 データ 脚本:三谷幸喜監督:関口静夫制作:...
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古畑任三郎 第2シーズン4話(#17)『赤か、青か』観覧車に爆弾

遊園地を舞台に繰り広げられる爆弾魔との緊迫なサスペンスな展開が魅力的です。ゲストに木村拓哉氏を迎えた本作は、タイムリミットが設定されています。今泉が乗った観覧車に時限爆弾が設置されているからです。殺人事件は発生しているものの、それ自体に重点...
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古畑任三郎 第1回スペシャル(13話)『笑うカンガルー』初スペシャルの海外ロケ

スペシャルに相応しい入り組んだストーリー構成になっています。初の海外ロケなのですが、事件現場となるホテル内だけで会話が進むなど、オーストラリアの広大な景色を全く使用していないのが面白いです。ロケ地は『シェラトン グランド ミラージュ リゾー...
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古畑任三郎 第1シリーズ10話『矛盾だらけの死体』あらすじと感想

コメディアン・小堺 一機氏が慌てふためくエピソードです。小堺さんが役者として出演する作品を見るのは初めてでしたが、作品の傾向上、まるでコントを見ているかのような印象を受けました。疑心暗鬼に陥ってしまう犯人像が見事に描かれる面白さがあります。...
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